卓上たこ焼き器-ガスvs電気
パーティーの定番となったたこやき。子供も回して楽しめる
たこ焼きパーティーもホームパーティーの定番となりました。ただし、たこ焼き器は他のもので代用することができないのでどうしても必要。 安いものも多いので購入に困ることはないのですが、ガスと電気どちらを選ぶかは迷いました。
コンロに設置する鉄板から簡単に使える電気式までいろいろ試しましたが、ホームパーティーには卓上タイプがいいですね。その中でガスか電気かは、本格派のガス、手軽さの電気です。
ガスと電気を比べてみよう
たこ焼き器でおすすめなのが、カセットガスならiwataniの「スーパー炎たこ」、電気なら山善の「たこ焼き器 YOA-240」。
どちらも良い製品です。かなりこだわる人ならそれぞれに不満があるかもしれませんが、簡単なホームパーティーで楽しむ程度ならどちらでも満足です。
ガスの火力が売りの「スーパー炎たこ」
iwataniのカセットガス式たこ焼き器。ガスを使うので火力が電気よりずっと強いです。プレートの外側は温度が低くなりますが、それでも電気式の外側に比べれば強いです。だいたい、お店で使うものでも温度差はあります。だから焼いている途中でたこ焼きの場所を移動するんです。
火力については大満足です。
不満をあげるなら、本体の高さとお値段。
カセットガスなので本体に厚みがあり、テーブルに置くと結構高さがあります。これがちょっと使いづらい。
たこ焼きは上から串で刺して返していくので、高いと座ったままの作業がやりにくいです。焼き肉や焼き鳥なら、横から調理できるので高さがあっても困らないのですが、たこ焼きはどうしても上方から覗き込むようになりますから。
子供だと立っても高さが足りないくらいで、ちょっと危ないです。ひっくり返すのが楽しいのでぜひ子供にやらせたいのですが、ガスで温度も高いので注意する必要があります。
あとお値段。
約5千円。このお値段で汎用性があれば全然高くはないのですが、「スーパー炎たこ」はたこ焼き専用です。(たこ焼きは専用器に限りますから、仕方ないですが)
このたこ焼きプレートで、アヒージョやチーズフォンデュを作る人たちもいます(^^;)
ムラのない高火力U字バーナー
プレートを外して水洗い可能
たこ焼きの上手な焼き方
iwatani公式、炎たこを使って上手にたこ焼きを焼く方法です。
手軽さと安さが売りの電気式たこ焼き器
電気式はいくつかありますが、なかでもおすすめなのが山善の「たこ焼き器 YOA-240」。
「スーパー炎たこ」で本体の高さが不満と書きましたが、こちらはほんとに薄い。座りながらでも簡単にひっくり返せます。子供に調理してもらう場合は立ってやるほうが安全です。電気なのでガスほど熱くなく子供に調理させても安心感があります。
そして安い。
たこ焼き専用器なのは「スーパー炎たこ」と変わりませんが、お値段は約2500円と半額。この値段ならたまにしか使わない家でも気軽に購入できます。電気代だって1時間当たり17.6円と、とにかくコストパフォーマンスは最高です。
また穴が24個もあるので一度にたくさん調理できます。
残念なのは火力の弱さ。特に角の4箇所は焼けないです(T T)。なので一度に焼けるのは、実質20個です。
両サイド2列は焼けますがやはり温度が低いので、中心部で焼いたたこ焼きと入れ替えて行きましょう。焼けたたこ焼きの保温用に使うのもいいです。
外をカリッとさせることはできますが、カリッとさせるにはちょっと時間がかかります。
あと、電気コードが外せるともっと良かったんですが。
どっちがいいのか?
両方ともたこ焼き専用で汎用性はありません、でも間違いなく2トップです。ホットプレートも兼ねられるような2Wayの製品もあるのですがあれってうまく焼けないんです。温度管理の問題か、温度ムラの問題か、その両方なんでしょうが、私は専用器をおすすめします。だからこそ、焼き鳥も網焼きもできる「炉ばた大将」を作っているiwataniがわざわざ「スーパー炎たこ」はたこ焼き専用にしているのでしょうね。
それで、どちらを選ぶかは、使い方と求める機能によります。
「スーパー炎たこ」がおすすめのケース
- 強い火力で本格的に焼きたい
- 油多めで外側カリカリのたこ焼きが作りたい
- 頻繁にたこ焼きを作る
- 主に大人で使用する
- 屋外など、電気の無いところでも使いたい
「たこ焼き器 YOA-240」がおすすめのケース
- 外側もふっくらしたたこ焼きが好み(関西風の私は、外は柔らかいのが好み。カリカリもおいしいけど)
- それほど頻繁には作らない
- 子供と調理したい
- 出費を押さえたい
私の場合、外はカリカリしなくて良いですし、作る頻度も少ない、子供が調理したがるということで山善の「たこ焼き器 YOA-240」です。
この値段ならちょっとの不満は許せます(- -)。
昔使っていた電気式たこ焼き器はさらに火力が弱くてもっと不便でしたが、それでも普通に使っていましたから。
分解して洗えるのがほんとうれしい!
分解・水洗いができます。便利!
「YOA-240」はたこ焼きプレートを外して水洗いできます。これは画期的!
電気式の調理器具でプレートだけ外して洗えるのは珍しいです。ましてやたこ焼き器で分解式を見たのはこれが初めて!
分解できないと穴ひとつずつキッチンペーパーで拭いて、からぶきして。汚れが取れない時は一つずつごしごし。まぁ面倒。穴がある分手間がかかるんです。
洗剤とスポンジで洗うとやっぱり早い!穴を洗う手間はありますが、コーティングのおかげもあってするっときれいになります。
「スーパー炎たこ」もプレートは外して洗えます。さすがにiwatani、このあたりは抜かりないです。
溝がべんり
溝のおかげできれいに切れる。気持ちいい。
「YOA-240」は穴の間に溝があります。この溝に串を滑らせることで、生地をきれいに分けることができます。
たこ焼き初心者にありがちなのが、くぼみにだけ生地を入れるという調理。これだとたこ焼きがすごく小さくなりますしきれいに丸められません。
たこ焼きは、まず各穴に生地を半分程度流し込む、タコなどの具材を入れる、生地を穴からあふれるようにたっぷり流し込む、の3段階です。
あふれさせた生地が少し固まってきたら、穴の間で生地を切って各穴に丸め込んでいきます。
そこで、生地を切る時に便利なのがこの溝。まっすぐ串が走るのできれいに、そして簡単に生地を分けることができます。
些細なことのようですが、これが便利。もう、スーーーーって生地を分けられて気持ちいいです。
恐れず回せよ、回せばわかるさ
たこ焼きのこつは、柔らかくても回すこと。
最初のうちはぐずぐずに壊れても気にすることはありません。どんどん回していくうちにきれいに丸くなっていきます。 たこ焼き屋さんの調理を見ていても、固まる前はかなり崩れた状態で回していきます。3回くらい回したころにきれいな形に成形されていきます。 ガスでも電気でもここは変わりません。
丸まってくるとクルクルと気持ちよく回せます。このあたりからは子供に調理を任せていいですよ(^^)/。すごく楽しい。
竹串よりピックが楽。
竹串でも回せますが、専用のピックのほうがやりやすいです。竹串は細すぎて生地が柔らかいうちは回しづらいです。ピックは少し太くなっているので生地が破れず簡単に回せます。
ピックを使うならプラスチック製を選ぶと鉄板のコーティングを傷つけにくいのでお勧めです。ガス火だとピックが溶ける場合があるので、ガスの場合はプラスチックピックをおすすめしません。プラスチックピックでも鉄板に強くあてるとコーティングを傷つける場合があるので優しく使いましょう。
私には山善の電気式たこ焼き器があっていましたが、スーパー炎たこもいい製品です。選ぶポイントは前述したとおりですが、あと1点。たまにしか使わないなら安い電気式にしておいたほうがいいですよ^^